本記事ではNumPyでラジアンから度数の変換について解説しています。目次は以下の通りです。
ラジアンとは
ラジアンは、角度の単位の一つで円の半径と円周の長さが等しい場合の角度を表す単位です。1ラジアンは半径の長さに等しい弧の長さを持つ角度で、円周を\(2\pi\)(約6.28318)ラジアンとします。ラジアンはしばしば数学や物理学で角度を表現するために使用され、度数法と対照的です。
np.pi
NumPyで円周率を表記する方法は次のようになります。
import numpy as np
print(np.pi)
こちらを実行すると3.141592653589793となり、\(\pi\)と同じ意味になります。
度数からラジアンに変える方法
NumPyで度数からラジアンに変えるコードは以下のようになります。
np.radians('度数')
例えば90度をラジアンに変換すると次のようになります。
import numpy as np
np.radians(90)
これを実行すると出力結果は1.5707963267948966となり、これは\(\frac{\pi}{2}\)なので適切に変換できたといえます。
ラジアンから度数に変える方法
NumPyでラジアンから度数に変えるコードは以下のようになります。
np.degrees('ラジアン')
例えば\(\frac{\pi}{2}\)を度数に変換すると次のようになります。
import numpy as np
np.degrees(np.pi/2)
これを実行すると出力結果は90.0となります。
まとめ
本記事のポイントを以下にまとめます。
・πを表記する方法はnp.pi
・ラジアンに変換する方法はnp.radians( )
・度数に変換する方法はnp.degrees( )
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