本記事ではappendやdelなどリストの中身を追加・削除するメソッドについて書いてあります。
目次は以下の通りです。
リストの基本
リストについては以下の記事で書いているので参考にしてください。
リストの特徴の一つとして中身が編集できることが挙げられます。今回は追加や削除について説明していきます。
追加するメソッド
追加するメソッドの代表例としてappendとinsertが挙げられます。それぞれ解説していきます。
append
appendは要素を加えるメソッドのことです。構文にすると以下のようになります。
'リスト名'.append('要素')
追加する位置は一番後ろです。例えば
['りんご','みかん','ぶどう','いちご']
というリストがあり、このリストに’もも’を追加したいと考えます。このときコードは次のようになります。
list1=['りんご','みかん','ぶどう','いちご']
list1.append('もも')
print(list1)
こちらを実行すると、次のようになります。
このように、一番後ろに’もも’の要素が追加されました。
insert
insertも要素の追加をするメソッドですが、appendと違うのは一番後ろ以外にも追加できる点です。構文にすると以下のようになります。
'リスト名'.insert('インデックス','要素')
具体例として’もも’をリストの先頭を持っていくコードを書きます。そうなると、以下の通りになります。
list1=['りんご','みかん','ぶどう','いちご']
list1.insert(0,'もも')
print(list1)
実行結果は以下の通りです。
‘もも’がリストの一番最初になりました。
削除するメソッド
削除するメソッドの代表例としてdelとpopとremoveが挙げられます。それぞれ解説していきます。
del
delは指定した位置の要素を抽出して削除するメソッドのことです。構文にすると以下のようになります。
del 'リスト名'[インデックス]
ここでも果物のlist1を用います。今回は’ぶどう’を削除していきます。コードは以下のようになります。
list1=['りんご','みかん','ぶどう','いちご']
del list1[2]
print(list1)
実行すると次のようになります。
このように’ぶどう’が消えました。
pop
popもdelと同様に指定した位置の要素を削除することができます。構文にすると以下のようになります。
'リスト名'.pop('インデックス')
具体的には以下のようになります。
list1=['りんご','みかん','ぶどう','いちご']
list1.pop(2)
print(list1)
実行結果は次のようになります。
remove
removeは要素を削除するメソッドのことです。構文にすると以下のようになります。
'リスト名'.append('要素')
'リスト名'.insert('インデックス','要素')
'リスト名'.pop('インデックス')
'リスト名'.remove('要素')
具体的には以下のようになります。
list1=['りんご','みかん','ぶどう','いちご']
list1.remove('ぶどう')
print(list1)
実行結果は下の通りです。
まとめ
本記事では要素の追加ができるappendとinsert、要素を削除ができるpopとdelとremoveについて解説しました。追加で一つ、削除で一つの2つのみでも十分対応はできると思いますが、状況によって使いやすいメソッドが異なるので、ぜひすべてのメソッドを使えるようになりましょう。
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