本記事ではPythonで使われるfor文を用いた2重ループについて解説しています。 目次は以下の通りです。
for文とは
for文とは反復処理を行うためのループ構造です。詳細は以下の記事を参照してみてください。
2重ループの構文
2重ループの構文は以下のように書けます。
for i in range('整数'):
for j in range('整数'):
#ループ内で実行するコード
イメージとしてはforの中にforを入れる形です。上の構文はrangeで行ってますが、もちろんリストなどの配列でも可能です。
具体例
rangeを用いた例と2次元配列を用いた例を示します。
rangeを用いた例
コードの例を下に示します。
for i in range(1,4):
for j in range(1,4):
print(i*j)
このコードは、2つのforループを使って、1から3までの数字を掛け合わせた結果を表示しています。
実行すると次のようになります。
2次元配列を用いた例
コードの例を下に示します。
matrix1=[[4,1,7],[2,8,5],[9,6,3]]
for i in matrix1:
for j in i:
print(j)
このコードはPythonで2次元リストを使って行列を表現し、それを使って各要素を1つずつ取り出して表示するものです。
実行すると次のようになります。
まとめ
本記事のポイントを以下にまとめます。
・for文とは反復処理を行うためのループ構造
・構文としてはforの中にforを入れるイメージ
・rangeや2次元配列などで2重ループを使える
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