本記事では代入演算子について説明しています。
目次は次の通りです。
演算子とは?
演算子は、プログラムでさまざまな操作を実行するための記号です。主に値や変数に対する操作を表現し、計算やデータ処理を行うのに使用されます。Pythonにはさまざまな演算子があり、これらを使用して数値計算やデータ処理を行います。以下に、Pythonの主要な演算子を挙げます。
- 算術演算子
- 文字列演算子
- 比較演算子
- 論理演算子
- 代入演算子
本記事では代入演算子について記します。
代入演算子
代入演算子は、変数に値を代入するために使用される演算子です。種類がたくさんあるので、どんどん見ていきましょう。なお、「=」以外は累算代入演算子と呼ばれるものです。感覚としては演算と代入が一つの演算子で組み合わさったものと思ってもらえればいいです。
=
代入演算子で一番よく見るのは値を代入する演算子で「=」で表すものです。例えば、x = 10
は変数x
に値10
を代入する操作です。ちなみに等しいという意味ではないので、そちらだけ注意してください。※等しいは「==」と表します。
+=
累算代入演算子の一つで、左辺の変数に右辺の値を足し合わせ、その結果を再び左辺の変数に格納するプロセスです。具体例を用いると以下の感じです。
a=12
a+=3
print(a)
1行目にa=12と定義し、2行目でaに3を足しているプログラムです。出力すると15となります。
-=
累算代入演算子の一つで、左辺の変数に右辺の値を引き、その結果を再び左辺の変数に格納するプロセスです。具体例を用いると以下の感じです。
a=12
a-=3
print(a)
1行目にa=12と定義し、2行目でaから3を引いているプログラムです。出力すると9となります。
*=
累算代入演算子の一つで、左辺の変数に右辺の値をかけ合わせ、その結果を再び左辺の変数に格納するプロセスです。具体例を用いると以下の感じです。
a=12
a*=3
print(a)
1行目にa=12と定義し、2行目でaに3をかけているプログラムです。出力すると36となります。
/=
累算代入演算子の一つで、左辺の変数に右辺の値を割り、その結果を再び左辺の変数に格納するプロセスです。具体例を用いると以下の感じです。
a=12
a/=3
print(a)
1行目にa=12と定義し、2行目でaに3を割っているプログラムです。出力すると4となります。
まとめ
本記事では代入演算子について説明しました。一番基礎の「=」と累算代入演算子をコードを用いて解説しました。累算代入演算子は単体ではあまり見かけないですが、for文とかで用いる可能性はあるので、ぜひ復習しましょう。
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