本記事では基本情報技術者試験にも出題されるローダイアグラムについて解説しています。 目次は以下の通りです。
アローダイアグラムとは?
アローダイアグラムとは作業計画の手順や日数などを矢印を用いてグラフ化したものです。手順は一方通行でスタートからゴールがある感じです。
図の例を以下に示します。
上図を見ると、実線の矢印と点線の矢印があります。実線のほうが作業で点線のほうがダミー作業と言います。また、実線の矢印にアルファベットと数字が書いてますが、アルファベットは作業名で数字は作業日数です。点線の矢印には作業日数はないので、数字は書かれていません。
クリティカルパスを求めよう
クリティカルパスとはアローダイアグラムの経路を辿って一番遅い道のことです。図を見ておわかりになるように経路が何個かあります。その中で一番日数がかかる経路をクリティカルパスとしています。
もしクリティカルパスが遅れるとその分プロジェクトの進捗が遅れます。なので、クリティカルパスの中にある作業は優先的にやる必要性があります。
今回の例だと経路は以下の3種類が考えられます。
1.A→B
2.A→ダミー作業→E
3.C→D→E
1の場合はAが3日、Bが5日なので計8日かかります。
2の場合はAが3日、ダミー作業を経てEが3日なので計6日かかります。
3の場合はCが2日、Dが4日、Eが3日なので計9日かかります。
ゆえに、3の経路がクリティカルパスと言えます。
まとめ
本記事のポイントを以下にまとめます。
・アローダイアグラムとは作業計画を矢印で表したもの
・手順や日数などの情報がある
・クリティカルパスとは最長経路
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