本記事ではexcelを用いてconcat関数で姓と名をフルネームに統一する方法について解説しています。目次は以下の通りです。
問題設定
今回は姓と名で分けられているエクセルについて考えていきます。具体的には以下のようなものです。
このフルネームの下側を埋めていきますが、わざわざ手打ちはめんどくさいですよね。なので、この作業を簡単にできる手順を説明していきます。
ステップ
ステップとしては以下のようになります。
1.一番上(1行目)のセルに=CONCAT(‘セル範囲’)を入力
2.セルの右下の黒い■をダブルクリック
具体例
ステップ1:一番上のセルに=CONCAT(‘セル範囲’)を入力します。今回渡辺の位置がC3で伊織がD3なので
=CONCAT(C3:D3)
と打ちます。そうすると、次のようになります。
ステップ2:セルの右下の黒い■をダブルクリックします。
上の図のように渡辺伊織の右下に黒い四角があると思うので、そちらをダブルクリックすると次のようになります。
&との違い
文字を結合するには他に&を用いる方法があります。
&とconcatの違いとしては入力項目にあります。&はセルの値に対して、concatはセル範囲です。例を変えて以下の例で考えましょう。
ここでF3に渡辺伊織様と出力するときには&を使う場合は次のようになります。
=C3&D3&E3
一方で、concatを使う場合は次のようになります。
=concat(C3:E3)
ゆえに、concatのほうが若干関数が短くて済みます。
現在3セル間の結合ですが、10セルとかになると、&を用いるとき&を9個使わないといけないので、面倒になります。その分、concatのほうが楽になりますね。
まとめ
フルネームに統一する手順を以下にまとめます。
1.一番上(1行目)のセルに=CONCAT(‘セル範囲’)を入力
2.セルの右下の黒い■をダブルクリック
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