本記事ではpythonのmathモジュールを用いてネイピア数の演算を行っていきます。目次は以下の通りです。
ネイピア数とは
ネイピア数とは数学の定数の一つで,約2.7の値を持つ無理数です。
指数対数で主に使われる数で自然対数の底でもあります。
import math
print(math.e)
こちらを出力すると,2.718281828459045となります。
指数関数
ネイピア数の指数関数\(e^x\)は次のように示します。
math.pow(math.e,x)
\(e^x\)に\(x=1\)を代入すると以下のような形です。
import math
print(math.pow(math.e,1)
こうすると\(e^1\)となり,実行結果は2.718281828459045となります。また\(e^x\)を表すには次のように書けます。
math.exp(x)
\(e^x\)に\(x=1\)を代入すると以下のような形です。
import math
print(math.exp(1))
こうすると\(e^1\)となり,実行結果は2.718281828459045となります。
対数関数
ネイピア数の対数関数\(\log_e x=\ln x\)は次のように示します。
math.log(x,math.e)
\(\ln x\)に\(x=e\)を代入すると以下のような形です。
import math
print(math.log(math.e,math.e))
こうすると\(\ln e\)となり,実行結果は1.0となります。また\(\ln x\)を表すには次のように書けます。
math.log(x)
\(\ln x\)に\(x=e\)を代入すると以下のような形です。
import math
print(math.log(math.e))
こうすると\(\ln e\)となり,実行結果は1.0となります。
まとめ
本記事のポイントを以下に示します。
・ネイピア数はmath.eでかける
・ネイピア数の指数はmath.pow(math.e,x)とmath.exp(x)でかける
・自然対数はmath.log(math.e,x)とmath.log(x)でかける
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