本記事ではpythonを用いた文字列の分割について解説しています。 目次は以下の通りです。
文字列とは
Pythonにおける文字列は、テキストデータを表現するためのデータ型です。文字列は単一引用符(’)または二重引用符(”)で囲まれたテキストで構成されており、Pythonではstr型として表されます。
文字列の分割方法
分割方法はさまざまありますが、今回はsplitで分割する方法と[ ]を用いた分割方法の2種類を説明していきます。
splitで分割する方法
構文としては以下の形になります。
'文字列'.split()
例を見せると以下のような形です。
a="Hello World"
print(a.split())
こちらを実行すると、[‘Hello’, ‘World’]となります。aのスペースがあるところで分割しますよっていう意味になります。
ちなみにコンマでも分けられますが、その場合次のようになります。
a="Hello,World"
print(a.split(','))
上のコードは「,」の前後で区切りますよっていう意味になり、
実行結果は[‘Hello’, ‘World’]となります。
splitの出力結果は基本的にはリスト型になるので、
そちらも押さえておきましょう。
[ ]を用いた分割方法
構文としては以下の形になります。
'文字列'[:]
[ ]の中身は文字数が入ります。
例を見せると以下のような形です。
a="Hello World"
print(a[:5])
このコードはHelloという文字を抽出したいコードになっており、こちらを実行すると、Helloとなります。
コードの意味合いとともに[ ]について解説すると、Hello WorldのHelloを抽出するには前から5番目までの文字を抽出すればいいので、
a[:5]となります。ちなみに1番前を抽出するので、:の前には数字を置いていない形にしていますが、Hのインデックスが0とみなせるので、[0:5]にしても同様の結果が得られます。
ちなみにこちらの出力結果はstr型になっています。
では、Worldを出力するにはどうしたらいいでしょう?
Wのインデックスは6であることを考慮すると次のようなコードですね。
a="Hello World"
print(a[6:])
実行すると、Worldと出ます。
ちなみにsplitだとスペースかコンマなどがないと分割ですが、
[ ]の方法だと文字列の中途半端なところでも分割できます。
まとめ
本記事のポイントを以下にまとめます。
・splitで分割する方法と[ ]を用いた分割方法がある
・splitはスペースやコンマなどで分割
・[ ]は文字列の中途半端なところでも分割可能
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