本記事ではタプルの基本について書いてあります。 目次は以下の通りです。
タプルとは
リストとほぼ同じで、複数のデータを一つのかたまりで表せる型です。タプルの作り方は以下の通りです。
'タプル名' = (要素1, 要素2, 要素3,...)
ここでの注意点としてタプルで利用するかっこの種類は( )です。
ちなみに[ ]はリスト、{ }は辞書という意味になります。
リストとの違い
最大の違いとしてはリストの中身は編集できるけど、
タプルの中身は編集できない点です。
具体的には以下のようなことです
list1=['りんご','みかん','ぶどう','いちご']
list1.append('もも')
print(list1)
こうすると、出力結果は[‘りんご’,’みかん’,’ぶどう’,’いちご’,’もも’]
となります。
一方でタプルにすると、
tuple1=('りんご','みかん','ぶどう','いちご')
tuple1.append('もも')
print(tuple1)
こうすると、以下のようなエラーになります。
---------------------------------------------------------------------------
AttributeError Traceback (most recent call last)
<ipython-input-7-8e728e3f0ab8> in <module>
1 tuple1=('りんご','みかん','ぶどう','いちご')
----> 2 tuple1.append('もも')
3 print(tuple1)
AttributeError: 'tuple' object has no attribute 'append'
このようにタプルでは追加ができないです。
まあ定義しなおし、つまり
tuple1=('りんご','みかん','ぶどう','いちご')
tuple1=('りんご','みかん','ぶどう','いちご','もも')
print(tuple1)
という風に行えば、実行できます。
「要素」と「インデックス」について
要素とインデックスについて説明します。
要素:タプル内の個々のデータ要素を指します。
要素は、タプルが格納するデータの実際の値です。
インデックス:インデックスは、
リスト内の各要素に対する一意の位置情報を提供します。
リスト内の要素は0から始まる整数のインデックスによって識別されます。
最初の要素はインデックス0、次の要素はインデックス1、以降順番に増加していきます。
以下の具体的なタプルを用いて確認しましょう。
タプル=('りんご','みかん','ぶどう','いちご')
要素の出力
要素の出力は以下の構文で書けます。
'タプル名'[インデックス]
tuple1で’りんご’を出力したいときはインデックスが0なので、以下のコードのようになります。
print(tuple1[0])
こちらを実行すると’りんご’が出力されました。
インデックスの出力
インデックスの出力は以下の構文で書けます。
'タプル名'.index('要素')
tuple1で0を出力したいときは要素が’りんご’なので、以下のコードのようになります。
print(tuple1.index('りんご'))
こちらの実行結果は0になります。
リストの要素の個数を知ろう
len
は、タプル内の要素の数を取得するための組み込み関数です。コードで書くと次のようになります。
tuple1=('りんご','みかん','ぶどう','いちご')
print('タプルの要素数:',len(tuple1))
こちらを実行結果は次のようになります。
まとめ
本記事ではタプルの基本について説明しました。
タプルは、複数のデータを一つの塊で表現できるデータ型です。タプルとリストの主な違いは、タプルの要素は変更できない点です。また、タプルには要素にアクセスするためのインデックスがあり、これを使って要素を取り出すことができます。
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