本記事では物理設計について解説しています。
目次は以下の通りです。
物理設計
物理設計は、論理設計をもとにしてデータベースを実際に構築する段階です。
論理設計で整理された情報を元に、データ量や使用頻度を考慮しながらデータベースを構築するためのプロセスです。
この過程で、物理的なデータ配置を決定し、パフォーマンスを重視した「物理データモデル」を作成します。
また、テーブルの定義やインデックスの設定などを行い、性能向上を図ります。
これによって、実際のデータベース運用環境に適した形式となります。
この管理を引き受けているのが、データベース管理システムというものです。
データベース管理システム
データベース管理システムはDBMSとも呼ばれ、データの操作権限を管理するミドルウェアです。機能としては定義、機密保護、保全機能、障害回復があります。
定義はデータの内容や論理構造などを決める機能です。データの内容などは通称スキーマと呼ばれます。
機密保護はアクセス権限やユーザー認証によりデータの安全を守る機能です。
保全機能はデータの完全性を保つ機能です。
障害回復はロールバックやロールフォワードなどを行うことにより、
データベースの障害を回復させる機能です。
まとめ
本記事のポイントを以下にまとめます。
・物理設計は、論理設計をもとにしてデータベースを実際に構築する段階
・データベース管理システムはデータの操作権限を管理するミドルウェア
・データベース管理システムの機能は機密保護や保全機能などがある
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