本記事では比較演算子と論理演算子について説明しています。
目次は次の通りです。
そもそも演算子とは?
演算子は、プログラムで操作を表現するための記号やキーワードで、主に値や変数に対する操作に使われます。Pythonにはさまざまな演算子があり、数値計算やデータ処理に役立ちます。以下は、主要なPython演算子です。
- 算術演算子
- 文字列演算子
- 比較演算子
- 論理演算子
- 代入演算子
本記事では比較演算子と論理演算子について記します。
比較演算子
比較演算子とは異なる値や変数を比較し、それらの比較結果に基づいて条件を評価するために使われます。こちらもたくさんあるのでどんどん説明していきます。
等しい「==」
等しいことを示す演算子は「==」でコードにすると以下のようになります。
print(2==2)
実行結果:True
このように左辺と右辺が等しい場合、trueと出力されます。
等しくない 「!=」
等しくないことを示す演算子は「!=」でコードにすると以下のようになります。
print(3!=2)
実行結果:True
このように左辺と右辺が等しくない場合、trueと出力されます。
大なり 「>」
大なりということを示す演算子は「>」でコードになると以下のようになります。
print(3>2)
実行結果:True
このように左辺が右辺より大きい場合、trueと出力されます。
小なり 「<」
小なりということを示す演算子は「<」です。コードになると以下のようになります。
print(2<3)
実行結果:True
このように右辺が左辺より大きい場合、trueと出力されます。
大なりイコール「>=」
大なりイコールということを示す演算子は「>=」でコードになると以下のようになります。
print(3>=2)
実行結果:True
このように左辺が右辺より大きい、もしくはイコールの場合、trueと出力されます。
小なりイコール「<=」
小なりということを示す演算子は「<=」でコードになると以下のようになります。
print(2<=3)
実行結果:True
このように右辺が左辺より大きい、もしくはイコールの場合、trueと出力されます。
論理演算子
Pythonの論理演算子は、条件式やブール値を組み合わせるために使用されます。Pythonの主要な論理演算子をまとめていきましょう。
論理積(and)
論理積(and
)は、2つの条件式が両方とも真(True)の場合に結果が真となります。一言でいうと「かつ」条件です。コードで例を挙げると以下のようになります。
a = 5
print(0 < a and a < 10)
これを実行するとTrueと出力されます。a=5なので、0 < a でTrueですが、a<10でTrueなので出力がTrueになります。
一方Falseと出力するためには次のコードにします。
a = 5
print(6 < a and a < 10)
a=5なので、6 < a でFalseですが、a<10でTrueなので出力がFalseになります。
論理和(or)
論理和(or)は、2つの条件式が片方でも真(True)の場合に結果が真となります。一言でいうと「または」条件です。コードで例を挙げると以下のようになります。
a = 5
print(6 < a or a < 10)
これを実行するとTrueと出力されます。a=5なので、6<aでFalseですが、a<10でTrueなので出力がTrueになります。
一方Falseと出力するためには次のコードにします
a = 5
print(0 > a or 6 < a)
a=5なので、0 > a でFalseですが、6 < aでFalseなので出力がFalseになります。
論理否定(not)
論理否定は、条件式や論理値(真偽値)を逆にするために使用されます。コードは以下のようになります。
x=2
print(not x>3)
これを実行するとTrueと出力されます。x=2なので、not x>3はx≦3になるので出力がTrueになります。
まとめ
本記事では比較演算子と論理演算子について解説しました。比較演算子は「>」、「<」、「!=」のような2つの変数を比較する演算子で、論理演算子は「または」、「かつ」のような演算子のことになります。
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